元駐妻(転勤妻)・高校教員・通信制大学院修了・時々グルメ 日記

元バンコク駐妻で平成生まれ。現在は本帰国し高校教員に復帰しました。引っ越し回数も多くなり、やっと東京に戻ってきました。食べることが好きなため食べ物の写真が多めです!

遠い記憶

たま〜に、幼少期を思い出すことがある。
なぜか、その時の記憶は鮮明で表情や言葉もよく覚えている。思い出して良い気分になることはあまりなく…笑
だいたいは重い気分になったりする。

家の両親は共働きだったのだけれど、周囲の友達の家庭は自営だったり専業主婦だったりで母親が家庭にいることが多かった。

そのことが小学生の頃はすごく羨ましかった。
学校から帰れば母親がいて一緒におやつを食べたり買い物に行ったり…いいなと常に羨ましかった記憶がある。
自分の親は共働きで、仕事から帰宅したら夕飯作りや家事に忙殺されていたから。

ある時、同級生の女子と言い合いになったことがあった。
そのとき、その子は「いいもん。お母さんに言うから!」と言った。

どの子どもでも言いそうな一言だと今は思う。
でもその当時の私は「わぁ〜、お母さんに言えば味方になってくれて話を聞いてくれるんだ!!」と衝撃的だった。この子は、いざとなったらお母さんがいると思っているんだなと驚いた。

「今日の学校はどうだった?」というような会話が親子間にあるということだから。
子どもが親に対して信頼している言葉でもあると思ったからだ。

たぶん、その言葉に驚いたと言っても「それがどうしたの?」と感じる人もいると思う。
ただ、その当時の私は驚いたし羨ましかった。

なぜか、そんなことを今日は思い出した。
今の自分が当時の自分に語りかけられるとしたら、どんな言葉があるだろう…

「なるべく多くの相談相手をつくるといいよ」
と伝えるかも。

依存先を増やすこと、ひとりだけに依存しすぎないことが悲しみを回避することであるからと感じるから。

子ども時代が幸せだった人はつよいと思う。

花