ついに大学院を修了することができた。
バンコクに渡ることが決まりそこから入試を受け早3年。タイの大学で質問紙調査を実施する事もでき、それだけは唯一タイに行ってよかったと思えること。
なぜ、大学院に行こうと思ったか。
それは、学部の時から大学院に行きたいと思っていたけれど経済的な面で断念。
大学で仲の良かった子が大学院にストレートで行った時は悔しさが半端なかった。
社会に出て学費を貯めてから院に行こうと決めて実行に移したのが5年後。
思わぬ展開でタイに居ながら通信制での学びだったけれど、それも良い経験だったと思う。
新卒時に入った職場では精神的な面での対応が必要な子を受け持ち苦労した。
でも、その経験が大学院での学びに繋がった。
あの時、どのような対応が適切だったのか、もっとできることがあったのではないか?
当時の思いと迷いが少しずつ研究として形になっていく工程も興味深かった。
どんなに、友人関係や家庭環境で傷ついたとしても、居場所があり学ぶ楽しさがあれば登校するための一要因となること。
その結果が知れたことは、今の職場でも役に立っている。
「最後まで見捨てないでいてくれて嬉しかった」
「どんなにひどい事を言っても接してくれて嬉しかった」
その言葉を忘れずに、私は今後もこの業界(分野)で生きていくし、そう願っている。
修了にあたりあらためて教授・主人・タイの大学関係者に感謝しかない。