先日、大学院関連でオンラインがあり、その中で印象に残った言葉があった。
①「大丈夫」という言葉にも色々ある。
だから、「大丈夫?」と聞いて「大丈夫」と返答があったらもう一歩踏みこんで聞いてみること。
「もう少し頑張れそうという意味の大丈夫かな?」
「チャレンジできそうという意味の大丈夫ということかな?」というように。
②相手のニーズを的確に把握する。
ただただ聞いて受け止めてほしい状態なのか、もしくは助言や具体案を知りたがっているのか。
③その場所(私の専門)でないとできないことが絶対にある。医療が必要な場合だったとしても協力できることは必ずある。
④勇気を出して発言したことに対してねぎらいの言葉を忘れない。
「今後も一緒に考えていこう」という言葉と態度を添えて。
⑤一番大切なのは相手の「自立」。そのために何ができるか何をするかを考える。
以上のこと。
現場にいると日々の対応やトラブ・膨大な業務に追われて、疑問点や対応策に対してゆっくりと論理立てて仮説に基づいて行動できないことが多々あった。
もちろん、実践を通じて得られるものも多かったし大切なことだったと思う。ただ、私はもう少し構造的に論理も知りたいと感じていた。だから学費を貯めて大学院に入学しようと決め今に至る。
新卒時にその職場やその場にいた子達に出会わなければ、大学院に行こう専門知識を学ぼうとも思っていなかっただろう。そう考えると感慨深い。
暴言も罵倒もたくさんあった。
でも、最後の離任時には手紙を書いてくれた。
「いつもどんな言葉を言っても見捨てないでくれて嬉しかった」と書いてあった。
その言葉だけで、救われたと思った。
大学を卒業したてで年齢もさほど変わらない。
でも、全力で関わって少しでも力になれたならよかったと。暴言も罵倒も、自分自身がどうしたらいいかわからず不安感からくるものだっただろう。
そんな原点を思い出した。
出会いには今後の生き方や進む道さえも変える何かがあるのだなと。