昔から何かと人と比較する癖がある。
それは、三人兄弟の末として育ち、他兄弟と比較されてきたことも要因としてあるかもしれない。
両親のうち、父親はよくほめてくれた記憶がある。
検定試験を会場まで受けに行こうとすれば、車を出してくれ、合格すればほめてくれた。
一方、母親は比較する言葉が多かった。
勉強に関して比較することはなかったけれど、人間性や性格を引き合いに出されることは日常。
例えば、「お姉ちゃん、お兄ちゃんは○○君の家はいいな~とか言わないけれど、あなたはいつも人をうらやましがる」
「あなたは一人遊びが苦手だわね」
「ひねくれたことばかり言うんじゃない」などが多かった。
確かにひねくれ者だったと思うし、いつもどこか反抗的な態度があったと思うから、そのように言われても当然だったのかも。
ただ、「あなたは唯一無二の存在よ」
「すばらしい個性ね」などの言葉は母から一度も聞いたことがない。
いまさら親のせいにしても仕方がないし、自分でどれだけ開拓できるかが今後の勝負だと思う。
けれど、心のどこかでは「一度でいいから、嘘でもいいからたくさんほめられたかった」と言う気持ちがあるのは正直なところ。
そして、懸念材料としては、自分が子育てをするときに子どもをほめてあげられるかな?ということ。
やってもらえなかったことはできない。とどこかで聞いたことがある。
できるならば私はたくさん子どもをほめてあげられるママになりたい。
勉強だけじゃなく、人間性や性格に関しても。
そんなことを最近考えたりする。
自分はほめてあげられるママになれないんじゃないかなと落ち込むときは、そっと主人に相談してみる。
「大丈夫だよ。もしできなくても俺がたくさんほめてあげるパパになるから!」と言ってくれて心強い。「何も心配いらないからゆっくり眠りなさい」と。
その言葉を聞くたびに心が安心して、ひとりじゃないんだなと落ちついてくる。
イライラすることも多々あるけれど、感謝します。