異国で暮らすにあたり携帯を変更する。
そのため、今まで使用していたアドレスや番号が変わることになる。
その前に連絡をとってみようと、大学時代の友人にメールをしてみた。連絡するのは二年ぶりくらい。
学生時代は、わりと一匹狼的に行動し友人と一緒にいるよりも、一人でいることが好きだった。
小学校～中学校くらいまでは、一人でいると陰口を言われたりすることもあった。
ただ、高校になると皆自由で、一人で行動する子もちらほらいて、かと言って誰ともしゃべらないわけでもなく、気持ちが楽で居心地がよかった。
大学時代はもっと個の世界に没頭しており、そんな時に話すようになったA子。
つかず離れずの距離だけれど、たまにご飯に行ったり飲みに行ったり、将来について話すこともあった。
彼女と一緒にいて、すごく楽しいとか愉快だとか尊敬するとかいうことは正直なかったのだけれど、不安に感じるポイントなどが妙に似ていた。
なんだか不思議な関係だったけれど、今連絡をしようと思ったということは、きっと大切な存在だったのだと思う。
たまに会って「～のことが最近不安でさ」って投げかけると「わかる。私もだよ。」という返答がかえってきてなぜか安心する。
楽しい！面白い！だけが友人の形ではないのだと、ふっと思った日曜日。
