昨日図書館で借りてきた文献とともにレポートに着手した。学部時代とは異なり興味を引く課題は少なく毎回困惑する。学部は国文だったので分野が異なるものを専攻中だ。一から学んでいる状態でいる。
本来であれば通学の修士に籍を置きたかったけれど、海外転勤や国内転勤のある人と結婚した以上、置かれた場所で最大限のことをしようと実行してきた。
それは、ただ夫に黙って付いて行くのとは異なり、自分で選択して今の自分にとって何が重要かを常に考えてきた結果だ。
わざわざそんなことするの??
と言うような言葉を言われることもあるが、選択した以上は亀スピードであっても歩みを止めないと決めている。
どんな場所いてもどの国にいても(院によっては国内限定のものもある)学べるのが通信の良さでもある。もちろん、郵送代が高額、担当教授とのやりとり、文献取り寄せなどの困難も多くあった。
それでも工夫したり話し合ったりして乗り越える方法はある。
とにかく、ただ境遇を嘆いて悲観するよりも置かれた環境を最大限に活用して自分の身にしていくことが良いのだなと最近になって理解した。
駐妻時代はそのことが理解できず納得できずに悶々とした日々だった。
そのことが知れただけでも海外経験は重要だったのかとも思う。